「海を耕すことはできない。
──ジーノ・ジロロモーニ」
「ジーノと食と哲学と」シリーズ第2回はこの簡潔なことばです。「海を耕すことはできない」という言葉からは「しかし大地を耕すことはできる。わたしは豊かな土壌を大切にする。それは結果的に海をも豊かにするのだ」というジーノの自負が感じ取れます。日本にも「森は海の恋人」という活動がありますが、通じるものを感じますね。写真は長男のサムエレ(左)と一緒に畑仕事をするジーノ。横に添えたジロロモーニ商品は、細いロングパスタ「デュラム小麦 有機スパゲッティーニ」です。
イタリアのオーガニック農業のパイオニア、ジーノ・ジロロモーニ(1946-2012
)は、急な過疎化が進んでいた故郷イゾラ・デル・ピアーノを、オーガニック農業で復活させた生産者であり、それだけでなく、音楽・芸術などの文化拠点として人が集まるようにしたリーダーであり、信念と教養あふれる哲人であり、曲がった事が大嫌いな闘士でもありました。
●イタリア有機農法の先駆者、ジーノ・ジロロモーニのオーガニックスパゲッティ
http://sokensha.co.jp/GIROLOMONI/