創健社商品をはじめ、品揃えにこだりをもつLOVE > FOOD > PEACEなパートナーをご紹介し、エールを送る企画。今回ご紹介するのは創業1987年、店名が新しくなってからは1年ちょっとという「自然食品otte」様。お話してくださったのは店主の岸信明さんです。
──お店についてご紹介ください。まずどのように始まったのか、からお願いします。
岸さん(以下敬称略):フランチャイズに加盟していた時代を含めると創業35年以上になりますが、独立して現在の店名になりました。
「otte」という店名の意味は「いつもそこに居ってね」「あなたの傍らにいつも居ますよ」
そしてもう一つ意味は、最初の「o」がオーガニック(organic)の「o」、最後の「e」はイート(eat)の「e」で、真ん中の「tt」は実は「++」オーガニックをたくさんたくさん食べようというメッセージを込めています。
独立前は無添加食品とサプリメントが中心でしたが、今は地元の無農薬野菜を中心に、安全なものを安心して買っていただける店をめざしています。アトピーのある子どもが米を無農薬に変えると痒みがなくなるなど目の当たりにしたことなどから、食への関心は高かったです。
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──大切にしている思いなどあれば教えてください。
岸:大切にしているのは地元を優先することです。無農薬野菜にしても無添加食品にしても、今の時代、どこでも手に入れることはできます。私は藻谷浩介さんの『里山資本主義』が出版された頃に読んで大いに共感しました。地域の中でお金を回していき、そこで余力がある人は他の地域からお金が入ってくるような発信をする。我々は地元で暮らして、地元で税金を払って、地元で行政サービスや福祉サービスを受けています。地域の中でお金も物流も回していくという考え方を大切にしています。
今回の能登半島地震でその思いをより強くしました
たとえば お客さんがオーガニック野菜を求めていても、自分で有機農家に行くことはできません。一方有機農家さんは黙々と仕事をし、直に消費者と接することができない方が多い。一所懸命いいものをつくってくれる農家と、安全なものを求めるお客さんの架け橋になるのが自然食品店の役割だと考えています。「農家とお客様の架け橋になる」がうちの合言葉です。そういうのを一番大事にしていこうというのがうちのコンセプトです。
──お客様に喜んでいただいたエピソードなどあれば教えてください。
岸:現在、安全を示すものは有機JASマークしかありませんが、認証を取るのはとても大変です。けれどマークがなくてもいいものを作ってくれる農家さんの野菜があります。それをお客様に「otteが選んでいる農家、直に仕入れに回っている農家さんだから安心」と評価していただけるのは嬉しいですね。お客さんが求めているもの、農家さんが求めているもの、我々の思い、相互理解というもがないと安全なものは広がりません。農家とお客様と我々の思い。農家さんも大手に買い叩かれたくない。価値あるものを価値ある値段で売っていかないと。その価値を伝えるのがうちの仕事です。信頼関係しかないんですね。
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これは農家さんに喜んでいただいた話になりますが、有機農業では稀にですが虫がいたり、葉っぱがいたんでいたりしますし、旬のものと今は採れないものがある、そういった農家のいまの大変さをお客様に伝えると喜んでもらえます。最近の若い有機農家さんは割と発信力ありますが、土に向かって黙々と仕事している農家さんの多くは発信が苦手だからです。お客様も直に仕入れているから安心してくれます。有機野菜の有名な宅配はいろいろあっても、朝どれの野菜は直に仕入れに行って店で売る以外に手に入りません。農家さんも集荷に来てくれることがありがたいみたいです。うちとしても朝どれの野菜を売れるメリットがあるし、みんなにとってよい関係ができています。
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──創健社との出会いや思い出などについても教えてください。
岸:フランチャイズ時代は商品を自由に扱えなかったので、独立を機に総合的に扱っている会社をたくさん検討する中で創健社さんとの取引が始まりました。開店当初、お店自体にブランド力がなかった頃は、創健社ブランドのような知名度や安心感はありがたかったですね。創健社が扱う他のメーカーを紹介してくれて、店頭に直に入って、試食販売などで立ってもらえると、我々が又聞きでやるよりも話が詳しいですから、お客さんは実際のメーカーさんとかのほうが信憑性もあるのでありがたいです。お客さんの反応も新鮮味もあります。あと、創健社さんは相談しやすいのがありがたいです。お互いに大変な時ってあると思うんですよ、経営的にも。そういう時にこういったところ協力するよ、割引きするととか、そういうのを相談しやすい。なかなか言えない相手もあるんです。
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──ご担当者様お気に入りの創健社商品があれば教えてください。
岸:いっぱいありますけど、お店としてはやっぱりマヨネーズやケチャップです。ここ数年の値上げのあとも売り上げ個数が落ちないのがありがたいです。それから和風だし、中華だし、ごま油の卓上ビンなどもそれなりの値段がしますが変わらず人気です。私も個人的には自宅では金笛の「やきたれ」が欠かせません。いつも野菜をひととおり食べますが、焼肉じゃなくて野菜を焼くんです。最後は野菜焼いて「やきたれ」をつけるのがおすすめです。
──「こんなお店です!」というPRポイントをお聞かせください。
岸:以前お店があったビルが解体になった時に店を続けるかどうか迷いましたが、お客様が増えていたこともあり、やめるわけにいかないと考えて、2022年の6月に移転しました。その際にお金はかかりましたが、一番考えたのは食にまつわるものなので、いつでもいろんな日にいろんな人がきて集って、イベントやワークショップができるように、店内にキッチンをつくりました。取扱商品もキッチンから発信できるものを大事にしていこうと絞り込みました。ありがたいことに移転してお客様も1.5倍に増えました。子育て世代が多いですね。
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デザイナーさんと何十回も打ち合わせをして、内装、商品棚、レジカウンターなどの設備も全部創作してもらいました。デザイナーさんはご自身が今は有機農家が本業の方です。だからよくわかってらっしゃるんです。ほとんど木製で整え、小さいながらもウッドデッキもつくりました。いまはレモンやオリーブを植えたり、2〜3年後にキウイがなる予定でハーブガーデン、エディブルガーデンを製作中です。完成したら集いやマルシェをやっていきたいという構想があります。ちっちゃいガーデンだけど。できあがるところ、実るところ、料理するところ、それを食べるための調理料もつながっている。よくないですか?
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──貴重なお時間をいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!
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[住所]〒923-0851 石川県小松市北浅井町ち31番1(ボナンザ1F
[電話]0761-23-1214
[HP]https://shizenshokuhin-otte.com/
[Instagram]https://instagram.com/shizenshoku_otte
[LINE]https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/
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[参考]登場した商品の詳細情報はこちら
●創健社 有精卵マヨネーズ 300g
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/110566
創健社 有機栽培完熟トマト使用 トマトケチャップ 300g
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/110506
●創健社 ジロロモーニ 有機トマトケチャップ 300g
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/110554
●創健社 和風だし一番 8g×10袋
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/110866
●創健社 中華風だし一番 8g×10袋
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/110867
●創健社 えごま一番100(しそ科油) 110g
https://sokensha.co.jp/products/product_detail/100025
●笛木醤油 金笛 やきたれ 150ml