有機ほうじ茶

長崎県佐々町で長年にわたり独自の有機栽培を行っている北村製茶が丹精込めて育て上げた有機茶葉を香ばしく焙じました。

北村製茶について

北村製茶の茶畑開拓と有機栽培

北村製茶の茶畑開拓と有機栽培

昭和29年(1957年)に、標高360メートルの山の頂上、急斜面に立つ雑木と岩だらけの土地に茶畑を作りたいと大きな夢を持って創始者の北村親二さんが茶畑を開拓し茶葉栽培を開始し、自ら、小さな工場を建てお茶を製造していました。
そして、昭和44年(1969年)、お客様からの「お茶を有機栽培で栽培してください。」という声に答える形で、農薬、化学肥料を使用しない有機栽培の取り組みを開始されました。

苦労した茶葉の有機栽培

苦労した茶葉の有機栽培

茶葉の有機栽培は、最初の数年間は病害虫に悩まされ、収穫量も以前の3分の1に激減しました。家族が力をあわせて、試行錯誤しながら有機栽培に取り組まれ、やっと目処がついたのは昭和50年(1975年)でした。
北村製茶の茶畑は、山の上にあるため、他の茶畑で使用された農薬が飛んでくる事はありません。除草は、あぜ道の雑草にいたるまで一切除草剤は使用せず、人の手で除草作業を行っています。また、強いお茶の木を作るために堆肥や油かす、木酢液などを使い、土づくりに力を入れ、病気や虫の予防にはお酢や黒糖、にんにくなどを使用しています。
本品は、開拓農家として入植以来50年以上、試行錯誤しながら、大切に育てられた有機栽培茶葉を100%使用しています。

長年の業績

長年の業績が認められています。

平成7年(1995年)日本農業パイオニア賞受賞
平成7年(1995年)農林水産大臣賞受賞
平成10年(1998年)全国環境保全型農業優秀賞受賞
平成25年(1950年)全国環境保全型農業優秀賞受賞
令和2年(2020年)農林水産省生産局長賞受賞

マイルドなうま味

有機栽培ならではのマイルドなうま味と深みのある香ばしさをお楽しみいただけます。口あたりもさっぱりとして、お茶づけや、お食事の後などによく合います。夏はおいしい冷茶もお楽しみいただけます。

美味しいお茶ができるまで

天地返し

苗木を植える

植える前に 「 天地返し 」 といって、 1m 程掘り下げ、表の土と下層の土をよく混ぜます。この時堆肥などを混ぜて、土が元気になるようにします。そして植えるための穴を掘り、苗木を植えていきます。苗木は挿し木などをして 2 3 年育てたものを、長く伸びた上段部分を切り取ってから植えます。植えた後はわらを敷き、土が乾燥するのを防ぎます。

苗木を植えと幼木の管理

幼木園の管理

植えた苗 の 茶摘みができるようになるまでは、35年程度かかります。それまでの間、雑草を取ったり(幼木の間は特に雑草が 生えやすいのです)、有機肥料をまいたりします。2年目からは【仕立て】と言われる剪定を行います。
仕立てをしないと、木は上に、上に伸びてしまいお茶があまりできません。主幹を剪定してあげる事で横の枝も生育し、お茶がたくさん取れるようになります。

茶摘み

茶摘み

35年たって茶摘みができるまでに育った茶木は茶摘みを行います。茶摘みのタイミングはお茶の品質に直接影響する、もっとも注意を要するものです。摘み時をはずしてしまうと品質が低下して しまうので、摘期を逃さず一気に機械摘みを行っています。

商品一覧

有機ほうじ茶
有機ほうじ茶
長崎県で有機栽培された茶葉を香ばしく焙じた、マイルドなうま味と深みのある香ばしさのほうじ茶。農薬・化学肥料を一切使用せず栽培された茶葉です。
商品詳細