「私は小麦の種を蒔く。
それが黄色く色づく。
そして製粉。
私は水を加えるだけ。
するとそこに生まれるのだ、
良いパスタが。
──ジーノ・ジロロモーニ」
イタリアのオーガニック農業のパイオニア、ジーノ・ジロロモーニ(1946-2012)は、急な過疎化が進んでいた故郷イゾラ・デル・ピアーノを、オーガニック農業で復活させた生産者であり、それだけでなく、音楽・芸術などの文化拠点として人が集まるようにしたリーダーであり、信念と教養あふれる哲人であり、曲がった事が大嫌いな闘士でもありました。「ジーノと食と哲学と」シリーズでは、ジーノが遺したことばを振り返ります。第1回は詩人としての顔ものぞかせるこのことばを選びました。横に添えたのは、ジロロモーニのロングパスタの代表「デュラム小麦 有機スパゲッティ」です。
●イタリア有機農法の先駆者、ジーノ・ジロロモーニのオーガニックスパゲッティ
http://sokensha.co.jp/GIROLOMONI/