sokenshaショップ店長の片倉です。
おいしく使っていただくために、選び方をアドバイス致します。
片倉 太郎
神奈川県出身
店長歴15年
お客様への丁寧な対応に定評あり
sokenshaショップ店長の片倉です。
おいしく使っていただくために、選び方をアドバイス致します。
油って、身体を動かすエネルギー源のひとつですからとても大切なのです。
「油を摂ると太る」というイメージを持ちがちですが、それは、摂り方が間違っているからであり、動物性の油を減らし、植物性の油を効率よく摂れば肥満の心配はありません。
植物油には、身体にいい脂肪酸がたくさん含まれていますから、ダイエットに気を遣って植物油まで控えてしまうと、プロスタグランジンという必須脂肪酸(リノール酸、リノレン酸)から作られるホルモンの様な働きをする物質が不足したり、細胞膜の構成ができなくなり、肌やからだの老化を促進するとともに、生活習慣病にもかかりやすくなります。
身体に必要だといっても、不要な食品添加物を多く含んでいたり、体に脂肪をつきにくくするよう加工された植物油を摂ることは、逆に身体に悪影響を及ぼすこともあります。植物油の大切さを理解して、良い油を選んでいただきたいと思います。
やはり、油も醤油や味噌と同じように昔ながらの作り方=原料の種子を搾っただけ(圧搾法)のものを選びたいところです。
圧搾法は、原料を石臼などを使って搾り出す方式で、効率が悪く、手間もかかります。そこで、一般的に販売されている大豆・なたね・綿実油のほとんどが、原料に石油から作られた溶剤(ノルマルヘキサン=ベンジン)を混ぜて油分を取り出す「抽出法」と呼ばれる方法で製造しています。圧搾法に比べて、手間もかからずにたくさんの油を作り出せるので効率がいいからです。すなわち「安い価格」で販売できるわけです。価格の安い油のほとんどが、抽出法によって製造されています。
油によって価格差がある理由がお分かりいただけましたでしょうか?
商品の原材料表示のところに「○○油」とだけ書かれているもので、なおかつ「圧搾法」や「一番搾り」といった表記があるものなら安心です。
オレイン酸を豊富に含む(製品中約75%含有)品種のべに花の種子を使い、溶剤抽出をせずに圧搾法一番しぼりした、マイルドな食用油です。
べに花一番 高オレイン酸(丸缶)600g
品種改良によりオレイン酸の含有量を高めた有機栽培のべに花種子を昔ながらの圧搾一番搾りした油です。くせのない軽い風味なので、マリネやサラダドレッシングをはじめ、揚げ物から炒め物と幅広く使えます。
有機栽培 べに花一番 高オレイン酸 500g
ジロロモーニ 有機エキストラヴァージン オリーブオイル 228g(250ml)>>
ジロロモーニ 有機エキストラヴァージン オリーブオイル 456g(500ml)>>
イタリア南部に広がるオリーブ畑で有機栽培されたオリーブの実から作られたエキストラヴァージンオリーブオイルです。マイルドな口当たりで、オリーブらしい香りにあわせて最後にアーモンドのような香ばしさも漂います。ゆでたてのパスタに振りかけたり、サラダのドレッシングとして生で食べるときにお勧めです。
ジロロモーニ 有機エキストラヴァージン オリーブオイル 228g(250ml)
ジロロモーニ 有機エキストラヴァージン オリーブオイル 456g(500ml)
良質の白胡麻を圧搾法で一番しぼりしたごま油100%です。一番しぼりしたごま油を丁寧に布フィルター、和紙フィルターで濾過しました。搾油した後の熟成により、一番しぼりごま油ならではの香味が引き出されました。
一番しぼりのごま油 150g
良質な菜種油と圧搾法一番しぼりべに花油を6:4で配合したサラダ油です。ドレッシングなど生でも、天ぷら・フライ・炒め物など様々な料理にお役立て頂けます。価格も手ごろで、お子様の多いご家庭など油をたくさん利用する方にもお勧めです。
キャノーラ&べに花一番 1500g
収穫量が少なく希少な国内産の菜種(なたね)種子を、溶剤抽出せず昔ながらの圧搾製法一番しぼりで丁寧に搾油しました。素材の風味を活かすため、焙煎をしておりませんので、まろやかでコクのある風味をお楽しみいただけます。
国内産菜種油 450g
えごま一番100(しそ科油)110g>>
えごま一番(しそ科油)270g>>
えごま一番(デラミボトル)200g>>
体内に入るとDHAに変化する不飽和脂肪酸のα-リノレン酸を50%以上も含むヘルシーな植物油で、ヘルシー志向の方々に愛用されています。くせも少ないので、ドレッシングはもとより、味噌汁やスープにたらして健康維持!
えごま一番100(しそ科油)110g
えごま一番(しそ科油)270g
えごま一番(デラミボトル)200g
アブラナ科の植物カメリナサディバの種子を圧搾しぼりし、精製することでクセのない味に仕上げたオイルです。「オメガ3:オメガ6:オメガ9」が「2:1:2」と理想のバランスで含まれています。酸化に強いので加熱調理でき、開封後も常温で保存できるので、複数の油を使い分ける必要がなく、手軽にお使いいただけます。
カメリナオイル 170g
べに花の畑での作業は 農地を平らにする → 水を引き入れる → 耕す → 種まき(8月) → 草取り → 開花(12月) → 収穫(1-2月)のスケジュールで行われています。
※イメージ画像
葉は、高さが10cm程度に伸び、整然と植えられています。土の表面はカラカラに乾いているが、 粘土質の土を15cm程掘り返すと水分を含んでいて、根は20cm程度伸びています。成長すると根は、 3m程伸びて地下の水を吸うので乾燥に強く、水を与える必要もなくなってきます。
※イメージ画像
上の写真から約2ヶ月がたっています べに花の花が咲き終わり枯れはじめています。
※イメージ画像
べに花の種子はサイロに収穫され、圧搾されていきます。
※イメージ画像
べに花油は異物を除去し、低温で圧搾されます その後ろ過され、原油ができます。
※イメージ画像
その後脱ガム、湯洗い、脱水、脱色、脱臭、ろ過の工程を繰り返し、充填され日本に出荷されていきます。
※イメージ画像
※イメージ画像
油は、脂肪として体に吸収されて、健康を害するものと思っていたので、なるべく摂らないように気をつけていました。
ドレッシングならノンオイルドレッシングを選び、 天ぷらやコロッケなど揚げ物を食べると罪悪感を感じていました。
しかし、油は大切なエネルギー源で、油抜きの食事を続けると肌ががさがさになり、肌やからだの老化を促進するというQ&Aを読んで、ぞっとしました。油抜きでヘルシーな食生活をしていると思っていたのに、 それは、大きな勘違いであることが分かりました。逆に、不健康なことをしていたのですね。
また、よく目にする安い油は、大豆や菜種から溶剤を使って抽出されていたという事実を初めて知り、ショックを受けました。
溶剤を使って抽出されているのかと思うと、あまり食べる気持ちになりません。
やはり、油を使うのであれば、圧搾製法で搾り出された高品質の油を買おうと強く思ったのでした。