sokenshaショップ店長の片倉です。
おいしく使っていただくために、選び方をアドバイス致します。
片倉 太郎
神奈川県出身
店長歴15年
お客様への丁寧な対応に定評あり
sokenshaショップ店長の片倉です。
おいしく使っていただくために、選び方をアドバイス致します。
醤油もそうですが、店頭で聞かれて一番困るのが
「どの味噌がおいしいの?」
というお問い合わせです。
味噌は、出身地別の嗜好がはっきりと分かれます。
だから、店頭で「どの味噌がおいしいの?」と聞かれたら、まず「失礼ですが、ご出身はどちらでしょうか?」と聞いてしまうことが多いのです。
通常「どの味噌がおいしいの?」と聞かれるのは、「味噌汁で」ということだと解釈してお客様にご案内しています。
関東以北の方には、信州味噌タイプ。
中京の方には、八丁味噌タイプ。
九州の方には、麦味噌タイプ・・・・
「ご自分で合わせてお好みの味を作るのも楽しいですよ!」 といって、2種類のお味噌をお勧めすることもあります。
こだわりを持って、いろいろな味噌を試して、合わせ味噌を作られるお客様もいらっしゃいます。
信州味噌タイプと麦味噌タイプを合わせてご自分の好みの味噌を作ってみてはいかがでしょうか?
しょうゆ選び同様、
味噌でも大豆・米・麦・塩以外に余分な添加物を使っていないもの
を選びたいですね。
店頭に並んでいる味噌の容器の上部には空気の通る小さな穴や空気弁があいているものがあります。 これは、味噌が呼吸できるようにしてあるのです。アルコールも使わないで天然醸造した味噌は、 容器に入れても酵母が生きていますので、徐々に熟成されていきます。容器内の味噌上部の色が濃く変色していくのはそのためです。 品質が劣化しているわけではないので安心してください。
容器に開いている「穴(空気弁)」は、生きている味噌が入っていることの証拠です。とはいっても、 外観からはなかなか見つけられないような小さな穴だったりするのですけれども。
まほろばの里・岩手東和町で秋田杉の木桶に寝かせた味噌です。岩手の大豆と国産米で仕込み1年間熟成させます。なんと、この味噌は、ベートーベンの田園 ♪ を聞かせながら熟成させています。
みちのく味噌 生みそ
普通の味噌は食塩量は、地方や種類によっても異なりますが平均13%前後です。
この味噌は、アルコールなどを使わずに減塩して8%にしたもので、食塩量調整が必要な方へもお勧めできるものです。
樽みそ一番(減塩)カップ
国産米を主原料にじっくり熟成させ、素材の風味を活かした合わせ味噌です。米麹と麦麹のうまさが程よくミックスし、おみそ汁に最高のおいしさを発揮する塩分控えめ田舎風みそです。自然の旨味たっぷりのおいしいみそです。
合わせみそ一番
四国のはだか麦、九州の大豆、国産米を100%使用し、天塩で仕上げたあま口のみそです。麦こうじと米こうじを合わせて仕込んで作りました。
鹿児島合わせみそ
まほろばの里・岩手東和町で秋田杉の木桶に寝かせた味噌です。 岩手の大豆と国産米で仕込み1年間熟成させます。 熟練の工場長が丹精込めて、まごころ込めて造った味噌です。
味噌の原料は米と大豆と塩です。米は岩手県産丸大豆を使用 米と塩も国産の原料を使用しています。 米(麹)は米を二度蒸かし(米の芯を軟らかくする) その中に種麹を散布し麹室に入れて室温を38℃にして 翌日、 麹菌の生え方をチェックして手入れをする。 これを「一番手入れ」と言います。
次に、室温を40℃まで上げて、1時間後に手入れをします。これを「二番手入れ」と言います。 その後、室温を30℃-32℃にセットして翌日、出麹をします。 麹を造るのに三日間も必要ですが麹の出来具合によって味噌が決まると言っても過言ではないほど重要な作業です。
大豆は豆を研磨して、釜に入れ一昼夜浸ます。翌日、釜の水を落として、もう一度水を入れて蒸煮します。 今度は、釜の湯を落としてそのまま蒸す。 (15~20分)冷却して、出麹した米麹と食塩と混合していきます。
混合した味噌(仕込み味噌)を木桶に入れて春夏秋冬の季節の中で味噌蔵に1年間寝かします。味噌蔵では、クラシック音楽を聴かせて熟成します。 熟成期間(1年間)の中で天地返しを行います。天地返しとは木桶の味噌の上下を入れ替えることによって中のガスを抜き新しい空気をいれることにより発酵を旺盛にする大事な作業です。
味噌蔵に鳴り響くベートーベンの『田園』宮沢賢治がイーハトーブと名づけ愛した岩手の田園地帯奇しくも同じ 『田園』が育んだ味噌【みちのく生味噌】の味をお届けします。 この音楽蔵には秋田杉の木桶(5トン)が約50本あります。
私にとって味噌といえば、麹のつぶつぶが目立つ合わせ味噌です。
私が使っている味噌は、地元の農家が作っている自家製味噌で、 その味噌を使って味噌汁を作ると、必ず麹の粒が浮いてきて、 さっぱりしているけれどコクがあり大好きな味に仕上がります。 身体の調子が悪くて何も食べたくないときでも、 味噌汁だけは受け付けたので、食べないよりは…と思い飲んでいました。 すると体が暖まって、不思議と元気になっていくように感じてましたが、 どうやらQ&Aを読むと、味噌には元気になれる力が備わっているようですね。 自分のしていた行為は、正しかったことにうれしくなりました。
味噌汁だけでなく、炒め物や和え物などにも積極的に味噌を取り入れて、 これからもおいしく食べ続けていきたいと思います。